働く人のからだと心を、会社の力に。
課題
従業員の高年齢化に伴う腰痛・転倒・メンタル不調
人材の採用難、休職・離職による生産性の低下
取り組み内容
健康講座・運動教室
成果
・評価から介入、効果検証まで一貫した支援モデルを構築
・体組成・姿勢・身体機能・転倒リスクの評価パッケージを整備
・JAみやざき各支店女性部での健康講座・運動プログラムを実践
期間
2023年~
市町村
宮崎県内
事業内容
健康経営
「評価→介入→効果検証」で、職場の健康づくりに伴走する。
人手不足が続く地方の中小企業にとって、従業員一人ひとりの健康は、事業を続けていくための大切な土台です。
WONDER未来図では、作業療法士・第一種衛生管理者の専門性を生かし、働く人の「からだと心」の状態を見える化するところから、予防の取り組み、効果の検証までを一貫して支援しています。
農業者団体や介護事業所、県内企業の皆さまとともに、現場の実情に合わせた健康経営のかたちをつくってきました。
課題|働く人の不調は、経営の課題につながっている
いま多くの中小企業が、人材の採用難や休職・離職に直面しています。
さらに従業員の高年齢化に伴い、腰痛などの筋骨格系の不調や転倒、メンタルヘルスの不調が増え、生産性の低下や人材流出につながっています。
健康課題による損失は、欠勤だけではありません。腰痛や不調を抱えたまま働くことで生じる生産性の低下(プレゼンティーイズム)が、大きな割合を占めるといわれています。
人手に余裕のない地方の企業では、一人の不調がそのまま事業のリスクになります。また、長期的な介護予防の観点からも、働き盛り世代へのアプローチは欠かせません。
取り組み|現場に足を運び、支援の形をつくる
私たちは、まず現場に足を運ぶことから始めてきました。
JAみやざき各支店の女性部では、営農を続けていくことを目的に、農作業の負担軽減につながる健康講座・運動プログラムを実施し、あわせて評価の体制も整えてきました。
このほか、産業保健分野での講師活動や、こども園・介護事業所に向けた職業病予防プログラムの提案など、県内の企業・事業所の健康課題を分析し、それぞれに合った支援を提案しています。
取り組み|「評価→介入→効果検証」の3ステップ
① 見える化(評価) 体組成、AIによる姿勢分析、握力・歩行・バランスなどの身体機能測定、転倒リスクチェック、アンケートを通じて、心身の状態を多角的に把握します。
② 介入(実践) 転倒・腰痛・肩の痛みの予防や、休養・睡眠などをテーマにした講座と運動プログラムを実施。作業環境や介助方法の改善提案、個別の健康相談・ヘルスコーチング(行動変容支援)も行います。
③ 効果検証・報告 介入前後の変化を比較し、個人帳票や集団分析レポートとして経営層へ報告します。健康経営優良法人の認定取得や補助金の活用に向けた助言も行います。
成果|「やりっぱなし」にしない仕組みづくり
体組成・姿勢・身体機能・転倒リスクなどを多角的に評価するパッケージを整備し、評価から介入、効果検証までを一貫して行う支援モデルを構築しました。
介入前後の変化を可視化し、個人帳票や組織単位の分析データとしてお返しすることで、経営層や意思決定者の方が効果を確かめ、次の判断につなげやすい仕組みを整えています。
農業者団体や介護事業所での実践と提案を重ねながら、企業の皆さまに提供できる体制づくりを進めています。
これまでの歩みと、これから
令和7年度 事業化に向けた検討と準備。支援モデルと評価ツールを整備しました。
令和8年度 JAみやざき各支店女性部での健康講座・運動プログラムを実施。県内企業・介護事業所への支援提案を行い、中小企業向けサービスを本格的に展開しています。
これから 農業協同組合との連携の拡大や、商工団体・地域職域連携の枠組みと連動した企業支援の拡充を目指します。
こんな職場・団体におすすめです
・ 高年齢の従業員が多く、労災や転倒の防止に取り組みたい職場
・ 介助・農作業・立ち作業など、身体への負担が大きい業務がある職場
・ 健康経営優良法人の認定取得を目指す中小企業
・ 持続可能な農業を目指す農協・生産者団体
・ 職員の負担軽減を図りたい介護・福祉事業所、建設業の皆さま
産業医の選任義務がない従業員50人未満の事業場でも、導入しやすい形でご提案します。
私たちが大切にしていること
健康経営は、一度の取り組みで完結するものではありません。
大切なのは、単発の講座で終わらせず、年間を通じたプログラムと定期的な評価によって、職場の変化を一緒に確かめ続けることです。
WONDER未来図は、働く人の健康を守ることが、会社の力となり、地域の経済を支えることにつながると考えています。宮崎で働く皆さまのそばで、これからも継続的に伴走していきます。